こんにちは。マスコットのビギナー君です。
さて、みなさん、ついに六月がやって来ました。いやあ、ついに来てしまいましたね。感無量です。
え? どうしてそんなに六月が恋しかったのかって?
それは……夏至があるからです。げしです。げし。
あの日には僕はものすごいパワーを得るのです。
ある意味では太陽と一体化するのです。そうなるともう服を着ていることなんかできません。
ふんどし一丁になって、街に繰り出します。意識は異様に拡張され、あらゆる物音を聞き取ることができます。だからパトカーの音も簡単に聞き取れるわけです。
いつもは簡単に捕まってしまう僕も、その日だけは警察の追跡を逃れることができます。ピストルを撃たれても、まるでスローモーションのように見えます。
そういえば昔、小学生の頃、夏至の日に水泳大会があって、僕はぶっちぎりで優勝しました。しかしそんなことはもはやどうでもよくて、そのままプールを抜け出して突っ走り、近所の川を泳いで、そのまま海に出ました。日付が変わった頃に漁船に救助されて、日本に帰って来たのでした。
港には地元のローカルテレビが取材に来ていました。なぜそこまでして泳ぐのですか? と彼らは訊きました。当時八歳だった僕はこう答えたのです。
そこに海があるからだ、と。
それでは。皆様。よい六月を。

さてようやく待ちに待った六月がやって来ましたね。私は家であじさいを育てているのですが、それが綺麗に咲く季節です。しかしこれは私にノスタルジックな記憶をも運んできます。ええ、あれは今も忘れない、六歳の頃でした。当時私は近所の女の子に恋をしていて、実家のあじさいの前で、愛の告白をしたのでした。僕が老人になったら、年金を全部君にあげるし、ピカピカの入れ歯も作ってあげる。だから結婚してくれないか、と。彼女はこう言いました。それまではどうするの? と。私は言葉に窮してしまいました。というのも老人になるまでは、基本的に実家の厄介になって過ごすつもりだったからです。家でスーパーファミコンをやっているよ、と私は正直に答えました。国民年金もさ、お母さんに払ってもらうから完璧さ、と答えました。彼女は呆れて、私の二軒先の、働き者の男の子のところに行ってしまいました。彼はすでに自分の事務所を持っていて、金貸し業を営んでいたのです。かくいう私も彼から十円借りていました。その利子はどんどん膨らみ、七十代になるまで借金を返し続けることになったのですが。彼女は後に彼の妻となりました。私はあじさいの前で涙を流し、そのまま部屋に帰ってスーファミのマリオをひたすらやっていたのです。ああ、あれは哀しい思い出だった。しかしまあ、そこから抜け出すために、私はのちにボクシングに励み、世界チャンピオンになるのですが、それはまた別の話です。それでは、皆様。雨なので体調など崩されないように。崩したら崩したでまあ、良い方に捉えようじゃないですか? 新しいパースペクティブが開けるかもしれないし。私はいつもそう考えています。去年入院したときには、囲碁を研究し、ボリビアの大会にリモートで参加して、優勝しました。私はボリビアチャンピオンです。ということで、ものは考えようです。それでは。お元気で。

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