こんにちは。マスコットのビギナー君です。
やあやあ・・・なんと、今年も、九月が、やって来ました!
ヒャッホイ! お祭り騒ぎだぜ。ほら!
え? なんでそんなに興奮しているのかって?
それは・・・あまりにも八月が暑過ぎて、なんにもできなかったからです!
どうだ! 正直だろ! 参ったか!
え? 参らないって・・・。いやいや、あなたもタフだなあ・・・。
とにかく、今年の夏は生まれてから今までで、一番暑かった(当社比)。それはもう、間違いのないことです。それで毎日毎日、カレンダーと睨めっこをして、あと何日で九月だぞ、あと何日で・・・と呪文のように唱えていたのであります。そして、ついに、なんと! 九月がやって来たというわけです。
私の元気は再燃してきました。身体の奥底に眠っていたのですが・・・。
ということで九月は眠らずに踊り明かそうと思います。ええ。三十一日間(編者註:本当は三十日間)踊り明かすのです!
BGMはもちろんアース・ウィンド・アンド・ファイヤーの『セプテンバー』です。これ以外にどんな曲があるというのか!
あなたには答えられるか!
え? マヌ・ディバンゴの『ソウル・マコッサ』だって?(”Soul Makossa” Mnu Dibango)
たしかに、否定できない・・・。
ああ、まずい、音楽が鳴ってきたぞ。地獄のダンスの始まりだ・・・。
さて、ようやく九月がやって来ましたね。地球が回り、夏もいずれ終わります。というか、終わるはずです。科学的な推測に基づけば、ですが・・・。
しかしあまりにも暑かったですね。私もときどき毛皮を脱いで、プールで泳いでいましたよ。え? 自宅のかって? いやいや。私はそんな高級な住宅に住んでいるわけではありません。近くにある市民プールです。そこでひたすらバタフライの特訓をしていました。隣のレーンの小学生たちに白い目で見られようと、私はバタフライしかできないのです。それは小学生の頃、特別コーチとして、バタフライの世界チャンピオンがやって来たせいなのです。クロールや、背泳ぎや、平泳ぎを、彼は憎んでいました。これは一種の宗教なんだ、と彼はのちに私に教えてくれました。バタフライ教だ、と。彼は家に蝶々をたくさん飼っているとのことでした。蛾もたくさんいると。彼らから多くの学ぶべきことがある、と彼は言っていました。力を入れ過ぎるな。羽ばたくように泳げ! と私は何度言われたことか。おかげで地区の大会で新記録を出したのだったっけ・・・。県大会の前日に肩を脱臼して棄権しなければ、今頃オリンピックに出ていたかもしれませんね。人生とは非常に奇妙なものだ。
結局私はバタフライの選手になることを諦めて、言語学者の道へと進むのですが、それはまた別の話。今日は三千メートル泳ぎました。そして腹が減ったので、回転寿司を片っ端から食べていきました。勘定がものすごい額になったので、とりあえずカード払いを選択したのですが。どうしよう。残高が足りない。おばあちゃんに頼んでみようかな。昔は金持ちだったはずだし。明治時代のことですが・・・。おばあちゃん! お年玉を前借りしたいんだけど!
それでは。お元気で。