こんにちは。マスコットのビギナー君です。
さて、みなさん! ついに六月がやって来ましたよ!
つっゆ! つっゆ!
え? どうして梅雨がそんなに好きなのかって?
いやあ、実はですね、僕は昔からナメクジと仲が良いんです。
最初は3歳の頃だったかな。梅雨の時期に、アジサイの根元にいるナメクジと仲良しになりましてね、政治的な議論を戦わせていたっけ……。
しかし彼はワグネリアンで、僕がワーグナーよりブラームスの方が数倍優れている、と主張したものだから喧嘩になりましてね。
殴る蹴る、顔を千切る、触覚を引っ張る、焼きゴテを当てる……。
いやあすごいものでしたよ。警察官もやって来ましたが、民事不介入ということで、誰も手出しはしませんでした。
僕らはお互い死の寸前まで行き、そこでようやく和解したのです。
どちらも素晴らしい●●●●●●●●●● 、と。
それから僕はワーグナーの良さに気付き、彼(あるいは彼女)はブラームスの良さに気付いたみたいでした。
しかしその後僕がアメリカに引っ越してしまい……五年後に戻ってきたとき、すでにアジサイの花は撤去されていました。
だから今でも梅雨の時期になるとあのナメクジさんを思い出すのです。
塩が苦手で、モルトビネガーが大好きでした。今は何をしているんだろうな……。
ということでみなさん、沈んじゃ駄目ですよ。世界は素晴らしいのだから。
それでは。また。

さて、ついに六月がやって来ました。この月が終われば今年も半分終わったことになります。そう考えると怖いですね。人生は短い。実に●●短い……。
私は梅雨の時期によく物思いに耽るのですが、思い出すのは若かりし頃です。私は20代で、同じく20代の恋人がいました。彼女はとても素敵だったのですが、いささか変わった癖がありまして……。
クシュン、とくしゃみをするたびに、近くにある何かを殴りつけないわけにはいかないのです。そのせいで何度壁に穴を開けられたか……。私自身も何度も殴られました。歯も折れました。しかし悪意はないのです。それは条件反射のようなものなのです。
「あ、またやっちゃった!」と彼女は言いました。
「うぐぅ……。いや、大丈夫だよ」と私は返します。
私は彼女の誕生日に巨大なサンドバッグをプレゼントしました。でももちろん外出しているときにそれを持ち歩くことはできません。彼女はある梅雨の日に、近くを歩いていた警官を殴りました。
「クシュン! あ! またやっちゃった!」
そこで逮捕されたのですが、保釈金は私が払いました。その後病院に行き、催眠療法でその症状は消えたのですが、そのあたりからかなり気難しくなってしまったのです。
私の靴下の柄が気に入らないとか、湿度が1パーセント低いとか高いとか、地球が自転を続けているのが気に入らないとか、ありとあらゆることに難癖を付けるのです。私たちはそこで別れました。やはりあの癖を無理矢理直したのがいけなかったんだろう、と思います。
その数年後、私はテレビで彼女をまた見ることになります。彼女はアメリカでプロボクサーになっていました。生き生きとしていて、気難しくはありませんでした。サンドバッグを思う存分殴っていました。ああ、これが本来の彼女の姿だったんだな、と私は思います。アメリカ人の恋人もいるようでした(ちょっと嫉妬)。
人にはそれぞれの道があります。私はもう歳ですが、まだそれを探しているような節があります。いやあ人生というのは難しい。ただ金持ちになればいいというわけではないのです。自分の中の流れを見極める必要があります。言うは易く、行うは難し、ですが。
それでは、みなさん。暑くなったり涼しくなったり、体調管理に気をつけてください。そして闘いましょう! 何かと。目に見えない何かと。
それでは。お元気で。
 

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