記憶が消え、響きがここにあり、私はすでに死んでいる
記憶が消え、響きがここにあり、私はすでに死んでいる 何かがあった 私はそれを知っている 心が、それに似た何かを 食べようとしたとき すでに死んだ死者が 現れて 記憶に火を灯(とも)した 記憶はみるみるうちに消え やがて種...
記憶が消え、響きがここにあり、私はすでに死んでいる 何かがあった 私はそれを知っている 心が、それに似た何かを 食べようとしたとき すでに死んだ死者が 現れて 記憶に火を灯(とも)した 記憶はみるみるうちに消え やがて種...
朝が 僕らの上にやって来て 足早に 通り過ぎて いきます 僕は そんな朝に手を伸ばして この人が 遠くに行ってしまう前に エネルギーを 吸い取るのです 神が 僕らの下(した)にやって来て 足元を暗い影で覆うのです 僕は ...
僕は冷蔵庫とダンスを踊る 夜通し 夜通し なぜなら今日は 古い冷蔵庫のお葬式だから お葬式 お葬式 狂った男は 猫の洞穴(ほらあな)に 秘密の通路を見つけ出す 夜回り 夜回り 威張(いば)った山猫は 狂った掃除機に 不満...
君はあの夕空を見たか 夏の高い空間にモクモクと雲が湧き上がって その奥から太陽が 我々を照らしている あの光景を見たか? 雲の下には影があり 雲の奥には空気の渦(うず)があり その下に鳥が飛び 我々がいる その光景を見た...
私は今日ここで ウィリアム・ブレイクの詩を読んでいたのですが いささか 悲しい気分になりまして こうして あなたに手紙を書いているというわけなのです はい ウィリアム・ブレイクの詩は もちろんそのイラストもですが 素晴ら...