容器 (2)

『容器 (1)』の続き 二  Tが入院した、というメールが来たのは、それからほぼ三ヶ月後の、十二月の半ばのことだった。アルバイトが終わって、夜十時半にアパートに帰り、それが届いていることに気付いた。知らない番号からのもの...

容器 (1)

一  測量師の木(き)村(むら)和(かず)彦(ひこ)は仕事を辞めた。特に仕事内容に不満があったわけではない。給料は高くはなかったが、安定していたし、そのまま勤めていればいずれ昇給する見込みもあった。しかし同じ会社の上司た...

引っ越しました

 さて、お彼岸も過ぎて三月も末になり、皆様はいかがお過ごしでしょうか? 僕はこのように生きています。あれ?……と周囲を見回すけれど、たぶん生きているのだと思う。ここは夢の世界じゃないよな。きっと……。  それはいいとして...

2024年、2月

寒くなったりあったかくなったり、すごく変な天気が続いている二月だけれど、皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 仙台では昨日雪が降って、今日は自転車で移動するのが大変でした。転びそうになりながらなんとか歩道を漕いで・・・危う...

片側坊主

片側坊主:おおっ! これは! 片方だけの手袋。しめしめ。これはお宝だぞ。見たところ子供のもののようだ。(チラチラと左右を見る)。大丈夫、大丈夫。誰も見ってませんっと。(拾い上げて麻の袋に入れる) 片側刑事(デカ):お前!...