この間久しぶりに自分で書いた文書のファイルを整理していたら、こんなものがでてきました。すっかり忘れていた。一体どうしてこんなものを書いたのかもうあまり覚えていません。そのときはおそらく孤独を感じていたのでしょう。
十二月、午後四時
西日が差し込む窓
雲の隙間から青い空が見える
一人
ずっと一人
狭い部屋
ずっと一人
どうしてこんなに孤独に
なってしまったんだろう?
数年前までは
数年前までは
あれからずいぶん長い距離を
歩いてきたような気がするけれど
まだどこにも辿り着かない
まだどこにも辿り着かない
ときどき身体の隙間から
闇が流れ出して部屋を満たす
僕は一人椅子に座り
詩を書いて心を紛らす
君はどこに行ったんだろう?
あんなに近くにいるように見えたのに
あるいはただの幻影に過ぎなかったのだろうか?
夏の夜の幻
夏の夜の幻
ときどき心の隙間から
死が流れ出して部屋を満たす
僕は一人ベッドに横になり
ただ深い海の夢を見る