こんにちは。マスコットのビギナー君です。
さて、みなさん、ついに五月がやって来ました! 五月ですよ! 五月!
なぜそんなに興奮しているのかって? それはつまり鯉のぼりの季節だからです! は! どうだ! 参ったか!
え? 参らないって? いやいや、あなたもしぶといですな……。
要するに僕は鯉のぼりを食べるのが大好きなのです。塩焼きでも、味噌煮でも、生のままでも大丈夫です。いや、新鮮な鯉のぼりの匂いがたまらないんですよね……。
え? 鯉のぼりは鯉じゃないって? いや、だって鯉でしょう? だからこそ僕は……。
もしかしてあれはダミーだったのですか? あれは本物の鯉じゃなくて、偽物の……。
ウゲー。なんだか気持ちが悪くなってきた。道理で繊維っぽい気がしたんだ。排気ガスも染み込んでいたし……。
でも大丈夫です。僕はもうすぐ竜になりますからね。滝登りの最中です。これは比喩なのか? ある意味ではそうです。僕はもうすぐ最強の男になるのです。そして「世界最強の男選手権」で優勝を……。
そのためにウェイトトレーニングに励んでいるところです。鯉はやめて、恋が欲しいな、なんちゃって。
それでは。プロテインを飲みます。お元気で。

さてようやく待ちに待った五月がやって来ましたね。私にとっての五月とはいささか哀しい季節です。というのも私は若い頃五月病になりましてね、あれは大学の一年生の頃でした。ゴールデンウィークに実家に帰省すると、もう大学に戻りたくなくなってしまったのです。お母さんの味噌汁を飲んでいると……ああ、俺の場所はここなんだな、とひしひしと身に沁みたのです。それに比べて大学に何があるのか? 偉そうにしている教授たちと、知ったかぶりの学生ばかりじゃないですか? 私は彼らの一人一人と指相撲をしたのですが、全員に勝ちましたよ。何しろ私の親指の力は尋常じゃなく強いので……。ええと、そんなことはいいんだった。そうそう、私が本気で指相撲で勝とうとすると、彼らは私を変な目で見始めました。「こいつはイカれている」彼らの目はそう言っていました。私はただ単純に指相撲がしたかっただけなのです。それ以外にレクリエーションというものを知らなかった、ということもありますが……。私が田舎丸出しの言葉で喋っていたことも大きかったかもしれませんね。当時はテレビもラジオもなく、標準語というものをほとんど聞いたことがありませんでした。私がこれこそが完璧な標準語だと思っていたものは、かなり僻地の言語だったわけです。そのせいでよくいじめられましたよ。消しゴムのカスを丸めたやつをぶつけられたりして……。私は実家にいたい、と主張したのですが、厳しかった母親がそれを許してくれませんでした。彼女は私に左アッパーを喰らわせ、ボディーブローを叩き込んだあとで言いました。そんなんじゃお嫁さんを見つけられないよ、と。私はハッとしました。そう、こんな弱虫ではお嫁さんを見つけることはできない。私はそれで改心しました。必死で標準語のCDを聴き、みんなと仲良くなる方法を考え、それを実行しました。私は進んで道化役になり、教授たちの前でマウンテンゴリラのモノマネをやったものです。それはウケて、テストなしで単位を(そしてバナナを)もらったりしました。学生たちとも仲良くなりました。よく話してみると、彼らは結構良い奴らだったのです(そして私と同じようにおバカだったのです。いやはや……)。お嫁さんは見つかりませんでしたが……。ということで、みなさん。お元気で。ウホウホ。

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