短編小説 モロヘイヤ夫人 Posted on 2022年9月10日 by 村山亮 / 0件のコメント 「モ、モロヘイヤ夫人!」と僕は言った。彼女に会うのは実に30年ぶりのことだった。当時僕はまだ生後六ヶ月くらいの小さな赤ん坊だったのだが、彼女はペースト状にしたモロヘイヤを無理矢理(ミルクに混ぜて、だが)僕に飲ませようとし...
エッセイ 三十歳になりました・・・ Posted on 2021年10月31日 by 村山亮 / 2件のコメント さて、ということで――どういうことなんだ、と言われそうですが、とにかく――ようやく三十歳になりました。ようやくというか、ついにというか、いよいよというか、なんというか・・・。いずれにせよ複雑な気分です。二十歳(はたち)...