四月は残酷な月
四月は残酷な月 どろどろと 血が流れて どろどろと 血が流れて 私は あなたの顔を見る あなたは そこにいて でも本当は そこにいない 一瞬ごとに あなたは変わり 一瞬ごとに 私も変わる 四月は残酷な月 暖かい風が吹いて...
四月は残酷な月 どろどろと 血が流れて どろどろと 血が流れて 私は あなたの顔を見る あなたは そこにいて でも本当は そこにいない 一瞬ごとに あなたは変わり 一瞬ごとに 私も変わる 四月は残酷な月 暖かい風が吹いて...
さて、三月も末になり、大分暖かくなりましたが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか? 僕は相変わらずさほど変わらない毎日を送っております。もっとも運動量をぐっと落としたせいで、おそらく体重は徐々に増えております(冷や汗)...
日曜日の午後 殺された兵士の亡霊がドアを叩く 僕は昼寝から目を覚まし 彼のところに行く もしもし と彼は言う 私の記憶はどこに埋もれているんでしょう? そんなことは分からない と僕は言う でもたぶんきっとここじゃないです...
「いかがですかぁぁ・・・心配の種いかがですかぁぁ・・・。新鮮な心配の種ですよぉぉ・・・。メキシコから直輸入ぅぅ・・・。無農薬で味も抜群。いかがですかぁぁ・・・」 その不思議な売り子の声を聞いたのはある街を散歩していると...
さて、二月も中旬になりましたが皆様はいかがお過ごしでしょうか? 僕は相変わらず似たような日々を送っています。アルバイトをして、走って(週に四日ほどに減らしていますが)、筋トレをして、料理を作って、それを食べて、あとは小...
「当時俺は深刻なテレビゲーム中毒に陥っていた」と彼は言った。 それはどんよりと曇った六月の末のことで、僕らは二人とも二十六歳だった。彼は仕事をしておらず、僕は今勤めている会社をあと二週間で退職しようとしていた。もっとも...
僕はここにいて、呼吸をしている 君はここにいて、呼吸を止めている 電車が通り過ぎて 音を立てて通り過ぎて 窓の外を通り過ぎて いった 夢が いつものあの夢が覚めて 僕は現実に帰還する 君はもうそこにはいない 部屋の空気は...
僕は最近いつもマスクを着けている。世間がこんな風なコロナウィルスの騒ぎなのだから、まあ仕方ないといえば仕方ない。接客業だし、お客さんにうつしたり、あるいはうつされたりしても困る。それはそれとして、実は僕の顔もマスクであ...
新しい年がやって来て 僕は新しい自分になろうと思う 新しい星がやって来て 君は新しい夜になろうと言う 素晴らしい未来が待っていると 誰かが言った でも 僕は知っている 毎年似たようなことを考えては 結局は同じ結果になるの...