夕暮れ

この間久しぶりに自分で書いた文書のファイルを整理していたら、こんなものがでてきました。すっかり忘れていた。一体どうしてこんなものを書いたのかもうあまり覚えていません。そのときはおそらく孤独を感じていたのでしょう。

十二月、午後四時

西日が差し込む窓

雲の隙間から青い空が見える

一人

ずっと一人

狭い部屋

ずっと一人

どうしてこんなに孤独に

なってしまったんだろう?

数年前までは

数年前までは

あれからずいぶん長い距離を

歩いてきたような気がするけれど

まだどこにも辿り着かない

まだどこにも辿り着かない

ときどき身体の隙間から

闇が流れ出して部屋を満たす

僕は一人椅子に座り

詩を書いて心を紛らす

君はどこに行ったんだろう?

あんなに近くにいるように見えたのに

あるいはただの幻影に過ぎなかったのだろうか?

夏の夜の幻

夏の夜の幻

ときどき心の隙間から

死が流れ出して部屋を満たす

僕は一人ベッドに横になり

ただ深い海の夢を見る

村山亮
1991年宮城県生まれ。好きな都市はボストン。好きな惑星は海王星。好きな海はインド洋です。嫌いなイノシシはイボイノシシで、好きなクジラはシロナガスクジラです。好きな版画家は棟方志功です。どうかよろしくお願いします。

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