言葉について
言葉について考えるとき、僕はいつも不思議な気持ちになる。というのもそれは(本来は)単なるコミュニケーションのツールであるはずだからだ。しかし、にもかかわらず、そこには独自の面白さがある。AイコールB、CイコールDという...
言葉について考えるとき、僕はいつも不思議な気持ちになる。というのもそれは(本来は)単なるコミュニケーションのツールであるはずだからだ。しかし、にもかかわらず、そこには独自の面白さがある。AイコールB、CイコールDという...
さて、ここで突然のお知らせです。最近僕が何をやっていたか、というと(アルバイトは当然のことですが)、2019年11月24日、日曜日に東京流通センター第一展示場で開かれる文学フリマの準備をしていたのです(正式には「第二十九...
今日は とても良い天気 十一月の 最初の一日に相応(ふさわ)しい でも 僕の心は なぜか空虚だ それはおそらく 十月が死んでしまったことと関係があるのだろう 十一月 十一月 十一月がやって来てしまった 十一月 十一月 十...
今日はひどい雨だった 朝から 降り続いて 昼間も 降り続いた 風も強かった でも僕は ジョーンブリアンを買いにいった 色を買うなんて素敵なことだなと思いながら アルバイトの帰りに レインウエアを着て 自転車で 近くの画材...
2019年10月18日、金曜日。 さて、突然の近況報告です。何があったか? ええとまあ、基本的にはめでたいことです。文学賞を取ったのではなく、スーパーオーガニズムのオロノさんの番組に(ラジオです)、僕のコメントが取り上げ...
非常に無責任なタイトルの文章ですが、とりあえずそういう曲を作ったということです。正直なところ本来小説の書き直しをしなければならない時期であるにもかかわらず、「おい、小説やれよ」とか自分に言い聞かせると、強情を張って(誰が...
「小松菜通信 1」の続き さて、ご無(ぶ)沙汰(さた)しておりました、小松菜たべる(27歳・男)です。毎月恒例の小松菜通信の時間です。 今日僕は東京都郊外の、ある一軒家に来ております。周囲には無個性な住宅が広がり、街路樹...
このナイフは私の命を狙っている。私はそれを知っている。そして彼らも――当然のことながら――それを知っている。 私はもう思い出せないくらい前からこの台に縛り付けられている。この忌々(いまいま)しい台に。両手両足は一ミリ...
ええと、iTunesの中の自作曲のリストを見ていたら、こんなものがありました。自分でもすっかり忘れていた。一応アカペラで作った曲です。 村山亮 ”Truth” たぶん完成度的に出そうかどうか迷った...
火曜日の午後九時にドアチャイムが鳴り、急いで玄関を開けてみると、そこにいたのは緑色の男だった。 あるいは正確には「男」ではなかったのかもしれない。なにしろ野菜に性別なんてものは存在しないのだから。 「ミ、ミスターキュ...